藤井としもり退団のご報告

劇団員として活動して参りました藤井としもりが、劇団を退団する運びとなりました。
急なご報告となってしまいましたが、これまで応援頂きました皆様、本当にありがとうございました。

2017年吉日 おぼんろ

【おぼんろ主宰 末原拓馬より】

どうにか、笑って送り出してあげて欲しいのです。

「俳優を引退しようと思っている」と相談された時、 僕は間髪入れずに 引き止めました 。

 

どうにか続けてもらえる方法はないかと、 様々な条件を提示し、

あの手、この手で、嘆願したように思います。

 

多くのおぼんろ参加者と同様、 僕も、演劇家としての彼を心から愛する一人だからです。

しかし、詳しい事情を聞き、彼の選択が、 彼という人間の一生においてとても重要であり、

そしてそれが決して不幸なものではないと知りました。

 

僕らは、 参加者のみなさんのおかげで「語り部」として存在してこられた身です。

「一身上の都合」と言う表現はよくあるけれど、 この僕らの「身」は僕らだけのものではないのだ、

と言うのが、我々の共通認識でもあります。

それを踏まえても、この決断をした彼の気持ちを、 僕はとても男らしいと感じ、

やはり、自分はこの男を大好きだと思いました。

 

そして、 劇団主宰としてではなく、 彼を愛する1人の友人として、

笑って送り出してやらねばいけない、と思いました。

 

数年前に彼と出会ったことで、僕の人生は大きく変わりました。

藤井としもりと共に演劇活動をしてこれた運命に、 ひたすら感謝しております。

またいつか彼と舞台上で交わり合える日が来るかもしれないし、 そうでないかも知れません。

それは、わからないことです。

 

ですが、 不思議と悲観的な気持ちにはなっていないので、

きっと明るい未来が待ち受けているように予感している自分もいます。

 

おぼんろとしては、5人のうち1人がいなくなると言うのは結構大きな事件です。

5人であるおぼんろを応援してくださってきた参加者のみなさんのことを考えれば、

いっそ解散してしまった方がいいのでは?とさえ考えることもありました。

 

ですが、 おぼんろは、 これまでに参加してくださった全ての参加者のものであり、

そして僕は、僕らがおぼんろと言う場所で「物語り」をし続けることで

きっと世界は変わると信じています。 ずっと、ずっと、 僕の目の黒いうちは、永遠に、

この場所を存続させていこうと思っています。

 

どうか、今後ともおぼんろの物語にご参加いただければ幸いです。

 

末原拓馬

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