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第8回本公演

『狼少年二星屑ヲ(再演)』

 

【日時】2011年10月19日~31日

 

【会場】パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』

 

【出演】

  佐東諒一、高橋倫平、藤井としもり、わかばやしめぐみ、末原拓馬

 

【作品内容】

ぼくらが25になる年の、収穫祭の晩

海のむこうから、 舟がむかえにくるのだって

 

「逃げだして、しあわせになろう」

 

――おかあさんたちもそうしたように。

 

むかしむかし

みんなが

いつでも泣いている、

ちいさくて、

ふしあわせな村のお話。

 

2010年、ハロウィン。

第8回本公演「狼少年二星屑ヲ」のアンケート抜粋
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『前回の「ハッピー!」ではじめておぼんろ作品を拝見して、我々みんなが「幸せになりたいと願うこと」、「愛したり愛されたりすることを心から求めること」を、正面切って肯定してくれる作品テーマと強いメッセージ性に強く惹かれたのだが、そのメッセージは今回の作品にも目いっぱいこめられていた。前回よりも広々とした空間で、天井から下がるランプのような照明に燈された異国風のセットや、美しい音楽、どこの国か分からない凝った衣装がとてもファンタジックで心地よかった』

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『評判を聞きつけて観劇。アイディアと情熱に感動した。本編作品も確かに感動的で面白い。それ以上に前説や客席の作り方、舞台の使い方が面白いと思った。開演前に客席案内を演者自ら行ったり、観客に話しかけたり楽しませようという姿勢が素晴らしい。終演の挨拶に劇団の情熱を感じて元気を貰った。ストレートに目標を宣言するのは立派!絶対に夢をかなえて欲しい。 次の作品も観ます』 
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『観たくなり、リピートしちゃいました。先週チケプレ頂いたのに、ずーずーしくも、貧乏人割引使わさせて頂きました。観客サービス、ありがとうございます。今度は、冷静に見れるだろうと思ってたのに、やっぱり、感情の嵐に連れ去られ……たものの、キンキラキンが、鮮やかさを増しました。ちょっとだけ、前回とは変わった立ち位置だとか演出、深みを増した言葉たち、やっぱり観に行って、良かった。で、思ったのは、やはり、このメンバーの力。文字にしたら、感情も背景もひとつなのに、彼らを通す言葉になった時には、過去も意味も未来も見えてくる感が、しました』
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正直、自分がここまで感激するとは思いませんでした。せむしの人が、ものすごくかっこいいと思いました。観劇から一日たった今でも、体がゾクゾクします。また観に行きたいです』
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『2回目です。最初に観た時、ストーリーで分からない所があったにも関わらず、感動しました。今もう一度観て、ストーリーを把握出来て、そうしたらまた前回とは違う感動がありました。今回観てみて、当たり前の事が本当に幸せなんだな……と改めて思いました』

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『とうとう3度目。なぜかまた観たくなってしまって行ってきた。同じ芝居なのに回を追うごとにひと味違ったおもしろさが出て来ているよう。今回は後ろの方の席で観たが、座る位置によってもこの芝居は面白さが違う。リピーターには座る場所を変える事をおすすめする。役者たちのうまさはいつものことながら、ぶら下がった小さなライトが点滅する演出は、後の席に座ったから気が付いたのか、それとも新しく加えられたものなのか、いずれにせよ、今回は光と影の照明による演出の面白さも発見。全く、麻薬の常習犯のようにまた観に行きたくなる芝居だった』
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『前評判が凄くとても期待して劇場に入りました。長めの前振りで観客を引きずり込んで、これから何を体験するのか恐ろしくさえありましたが、遅れてきた観客にも優しく歓迎の言葉をかけて、とても愛情深い人(=劇団)だと。そして演劇に対してピュアな情熱は半端じゃないとも……狭くて、ゴチャゴチャの会場すべてが舞台となった見事な世界を体験してきました。絶対大きく羽ばたいていく劇団だと私は予感し願望し確信します
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『フラッと立ち寄って体験したおぼんろは、衝撃的なものでした。他の方が書いているレビューにもあるように、その演出方法はとても斬新です。斬新ですが、決して過激なわけでもないし、アナログな手法です。だって、俳優さんたち(主宰の方は、語り部と名付けていました)と、わたしたち(主宰の方は、参加者と名付けていました)だけで物語を紡ぐというのです。参加者は想像力をもって、様々な場所へと連れられていきます。個人的には、森へ足を踏み入れたときに、ゾクゾクとしたものを感じました。まるで自分の足元が腐葉土のような気がして、ひんやり感じたほどです。こんな体験、ほかのどんな場所でできるというのでしょう。「このスタイルは、日本のスタンダードになるでしょう」とカーテンコールでみなさんはおっしゃっていたけれど、わたしは、その夢に乗っかってみたいと思いました。この公演、心の底から、お薦めです。切なくて、美しくて、涙が流れます。昨晩から何度も、目を閉じては思い出しています』
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劇が始まると、観客のすぐ横を出演者が疾走したり、会場の360°を使って、演劇をやり始めた。ストーリーがファンタジー系なので、なかなか内容が理解しにくかったが、出演者の演技をこんなにも近くで観たのは初めてで(ほんとに真横で演技するので、衣装が私の体に触れたりする位の距離)、その体の使い方一つ一つにかなり感激してしまった。衣装がとっても凝っていて、それがその場の雰囲気を作っていた。しかし、それ以外は舞台美術はほとんどなかった。だから、船を漕ぐシーンは、船もオールもないのに、船を漕いで動いているところを役者は表現しないといけないのだが、私の真横で見事にそれを表現してくれた。また、光の使い方も、登場人物の心象を的確に表現していて、すばらしかった。一般的な舞台と違って、観客が作品を共に作り上げていくという要素が大きく、ワークショップ的な感じもするし、こんな演劇の方法もあるのかぁと唸ってしまった』

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